谷崎潤一郎の卍のような手紙を発見したので紹介する

雑記

皆様ご機嫌よう!

今日はお豆の趣味のハ・ナ・シ と言う事で

蚤の市(フリーマーケット)でゲットした面白いものを紹介します!

人間誰しもドラマの主人公であると勇気づけられました。

お豆が買ったものは・・・

知らない人が知らない人に送った手紙です。

蚤の市に行くと必ず探します。

人間が書いた手紙や日記はドラマがあり面白いです。

何気ない生活も他者から見ればドラマになり得る・・・

隣の芝生は常に青い・・・

誰がなんと言おうと、

自分はそうは思っていなくとも

我々はドラマの主人公です。

いざっ!!!

手紙を晒す!

こんな手紙!

勿論ですが住所氏名は隠しています!

隠している個所は名前が入るとお考え下さい!

縦10cm×横5cmの薄紙から除く目の大きい和服の少女が美しいです。

住所・名前は隠しますが筆跡は強くとても若人の字とは思えません。

内容!

内容を少し見ていきたいと思います。

まずは現状報告

何気ない手紙の始まりですが、

劇場の切符を買う買わない

そして行く行かないのやりとりの中に

”出来れば貴女と2人で・・・”の箇所にただならない友情を感じます。

左下の和服で泣いている素振りの少女が印象的です。

筆者の気持ちを表しているようです。

その他萌えポイントとして古書や手紙全体に言える事ですが

”ですわ””ですのよ”という言い回しが良いですね。

お豆だけですか?

そしてそして!

これがこの手紙の山場です。

冒頭は宝塚をかけもちしている役者もいるから普通の日に観劇しましょうと。

そして、

”私なんだかボーッとしてますの・・・あなたのおめでたが早いので。
私お喜びしなければならないのに・・・私にはできませんわ。
なんだか2月4日限りで貴女は私から離れてしまふみたいに思いますの。
実際貴女はもう一人で無くなるんですからね。
淋しくて淋しくてなりません。

こんな事考えていたら目頭がヂーンとなってしまいます。
・・・いづれ早かれ遅かれこんな目を見なきゃならないんですけど・・・
2月4日を最後に貴女はたうたう奥様”

(ほぼ原文ママ)

今まで自分だけのものだったのに人のものになってしまう。

今の感覚では友達が奥様になろうが友情は変わらない気がしますが・・・

そしてボーっとして目頭までヂーンとなったことから

女性同士の友情以上のものを感じてしまいます。

熱い思いがあふれ出ています。

小説の一説のような綺麗な文章と気持ちの表現が素晴らしい!

心なしか一枚目よりも字が乱れているような気がします。

ラインやメールではここまで熱量を感じることはできません。

私は谷崎の卍を思い出しました。

おわりに

まだ興奮冷めやらぬようです。

いいですね。

誇らしい友達のようですね。

美しいです。

もらった方もさぞ嬉しいでしょう。

ほんであんた徹夜してたんかい!!

と関西人お豆も大満足なオチもついていました!

まとめ

いかがでしたか?

手紙良いですね。

お豆家は夫婦ともども手紙大好きです。

やはりデジタルでは絶対に再現できないアナログの最大の良さが

この手紙には存分に出ています。

いじょう!

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