皆さま御機嫌よう!
日本にはかつてATGという他とは一線を画す面白い配給会社がありました。
非商業路線を突き進み日本映画史に影響を与えたアングラサブカル好きは必見の
名作だらけの配給会社とおすすめ映画を紹介します!!
面白い映画が見たい!
尖った映画が見たい!
刺激的な映画が見たい!
そんな方たちに贈る至高のブログです。
非商業な路線を突き進み日本の映画史に影響を及ぼした
名作だらけの配給会社とおすすめ映画を紹介します!!
この記事は
- 普段見ないような映画を観たい
- 普通の映画を見飽きた
- 刺激的な映画を観たい
といった方におすすめの記事になっております。
それでは参りましょう。
ATGとは?どんな映画を作ってるの?
1961年に設立され1980年代まで活動した配給会社です。
1960年学生運動やアングラ演劇の隆盛の中で
芸術志向の高い映画や非商業映画への需要が高まりました。
そこで設立されたのがATG(日本アートシアターギルド)です。
設立以降は商業映画とは一線を画す映画で人気となりました。
そんな面白映画が多そうなATGのおすすめを作品を紹介したいと思います。
アングラサブカル好きに観てほしいATGのおすすめ映画選
ここではATGの映画を紹介したいと思います。
最後に紹介する作品以外は
20201/2/27現在でアマゾンプライムでも観ることが出来ますので
この機会に是非ご覧ください!
画像をクリックすると飛べますのでどうぞ!
寺山修司 / 田園に死す 1974年
言わずと知れた昭和のカルト映画です。
ATGらしさ満点の作品です。
”君の3代前のおばあさんを殺したら君は生きているか?”
母の呪縛、美化される過去との決別・・・
過去を変えるために母を殺そうとするも殺せず結局過去は変えられませんでした。
私たちは今をどう生きればいいのでしょうか。
そんな哲学的な問もありますが明らかに大衆受けを無視したワールド全開の映画です。
森田芳光 / 家族ゲーム 1983年
続いては森田芳光監督の作品です。
高校受験を控える子供を持つ家庭に
3流大学の留年生である吉本(松田優作)が家庭教師として現れます。
勉強だけでなく喧嘩の仕方などを吹き込まれますが何とか志望校に合格します。
その後合格祝いを吉本を交えて行いますが、
世間ばかり気にして無個性を押し付け勉強の話ばかりする父
家族の理解がなく日和見主義の母
横並びの特殊な食卓で暴れる吉本・・・
BGMがなく効果音が異常にデフォルメされる違和感のある演出
日本人独特の閉鎖的な風習への違和感・・・
違和感だらけの最高の映画!みんな気づけよ!
大島渚 / 少年 1969年
世界の大島渚監督の作品です。
家族が当たり屋で生計を立てる物語です。
全国を転々としながら車にぶつかり続ける少年。
恐怖と良心から何度も逃げますが孤独に耐えきれずまた車にぶつかる。。。
そして最後に先が海しかない北海道の最北端にたどり着きます。
全体的に内容がフワッとしており観る側の想像力を掻き立ててくれる面白映画です。
ちなみに少年役は役者ではなく養護施設の孤児だそうです。
実話がベースで主演も素人少年で限りなくノンフィクションに見えます。
大島渚さんは他の映画も面白いので是非ご覧ください。
松本俊夫 / 薔薇の葬列 1969年
最後は日本の実験映画監督で有名な松本俊夫さんの作品です。
音楽は現代音楽家の湯浅譲二さんが担当している
アングラサブカル好きが涎を垂らす構成です。
内容もえげつなくは当時としては珍しいゲイを軸にした作品で、
池畑慎之介(ピーター)さんのデビュー作です。
池畑慎之介さんの16歳とは思えない美しさと、
同性愛・近親相姦・薬物と全部ノセの胃もたれ必至の内容もグッドです。
結末は本当に恐ろしい。
ATGを代表する作品でありアングラサブカル好きには必ず見てほしい映画です。
※すみません。この映画だけはプライムでは見られません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
日本にもおもしろい映画がたくさんあります。
刺激的な映画をたくさんみて素敵な人生にして頂きたい!
お豆はそう思います。
いじょう!
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