皆さまごきげんよう!
今日は佐伯俊男というアーティストをご紹介いたします。
かなり刺激的でかっこいい絵を描きます。
寺山修司やジョンレノンまでもが興味を持った佐伯俊男。
現代の春画アーティストと言われ日本だけでなく海外からも注目されていました。
面白そうですよね?
この記事は、
- 綺麗なアートを見飽きた。
- 見たことのない刺激的な作品に触れたい。
という方におすすめです。
佐伯俊男の絵を初めて見たのはレコードジャケットです。
衝撃を受けてすぐに買い、関連書籍も買いました。
友達に紹介しても、反応は上々で”かっこいい”という方が多かったです。
それでは、
佐伯俊男のプロフィールや絵を紹介します。
Wikipediaには載っていない情報もありますので、
是非最後まで読んでください!
参りましょう。
以下は、
”2006年 青林工藝社 佐伯俊男70”
を参考にしております。
佐伯俊男について
経歴
簡単な経歴を下記します、
1945年 宮崎県生まれ
その後は大阪で育つ
1969年 上京
1970年 平凡パンチに特集されブレイク
1972年 ジョンレノン&オノヨーコの
Sometime In New York Cityのジャケットに採用される。
2019年 死去
以上のようになっています。
佐伯俊男の方針や方向を決定付ける、
197年代についてお話しようと思います。
佐伯俊男について(考察)
上京直後に寺山修司や澁澤龍彦らと交流を持ちます。
佐伯俊男にとって1970年代は重要な位置づけです。
上京し多くの事を経験します。
アングラ/サブカル文化人との交流や、
新宿でやくざに追われた親友が薬指を切り落とされる、
ショッキングな体験がありました。
また、佐伯俊男の性体験として小学生時の事を語っています。
それは、小1のころ同級生(植村君)から浮世絵春画を見せられたことです。
それが、頭から離れず無意識にエロスに導かれたのだと思います。
明言はされていないものの、
これら、普通とは違う経験が佐伯俊男を形成していったと考えています。
寺山修司は佐伯俊男をこう評しました。
佐伯俊男は、セーラー服の妹を死姦する日の丸旗之助の末裔だ
2006年 青林工藝社 佐伯俊男70 より抜粋
(ちなみに日の丸旗之助とは昔の漫画の事)
幼い妹までも死姦する狂気の日本人。
少々オーバーな表現も、
人間の闇の部分に光を当てポップに描いた佐伯俊男にピッタリなフレーズです。
次項では、ブログに掲載できる範囲で作品を紹介します。
佐伯俊男の作品
佐伯俊男作品1:女性と蛇と少年
まずは佐伯俊男らしい作品です。
エロとシュールな状況、まさに春画です。
そして、現代風なショッキングな配色と絵。
想像力を掻き立てられますね。
▼以下、妄想▼
少年が蛇から女性を助けているように見えます。
しかし、少年の顔が不気味です。
助けた後に何かを要求するでしょう。
普段、見返りを期待せずといわれますが、どうしても期待します。
そんな人間の愚かさをポップに表現しているように思います。
佐伯俊男作品2:女性と人形
ものすごい恨みを感じます。
▼以下、妄想▼
子どもに対する気持ち。
四六時中可愛いわけないでよね。
それでいいんです。
こんな顔になってもいいんです。恥ずかしくないです。
子どものうるさいところ、手の焼けるところ、
悪いところにも背を向けずに受け入れて、愛しましょう。
佐伯俊男作品3:挿絵
最後は打って変わって見やすい絵です。
ほっこりしますね♬
嘘ですね、やっぱり少し不気味さは感じますね。
実は、佐伯俊男は児童書の表紙も書いています。
マイルドな絵も描けるんです。
尖った絵だけではなく万人受けする絵も描ける奥深さが魅力的ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
不気味でエロいですけど、めちゃくちゃかっこいいですよね。
また、想像力を掻き立てられる作品がおおく楽しいです
本当に素晴らしいアーティストです。
皆さまも、お知り合いに教えてあげて下さい。
ちなみに、
本記事で紹介している佐伯俊男70は2000部限定ですので、
見つけたら是非買いましょう!
では!
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