みなさま御機嫌よう!
お豆です。
今日はアングラ/サブカル好きのお豆が小説をおすすめします。
設定が特殊で、
たとえば・・・
- 名前が急になくなったり
- おもしろいおじさんが幼女に恋をしたり
- 叶わぬ恋が辛くて精神がおかしくなったり
興味深く刺激的なアングラ/サブカル好きが喜ぶ小説揃えてます。
この記事は、
- 変わった面白い小説を知りたい。
- 独特の表現や設定から発想を学びたい。
- 次の夏休みに向けた読書感想文のお題を見つけたい。
といった方におすすめです。それでは参りましょう!
おすすめのアングラ/サブカル小説3選
ここでは私が独断と偏見と、読みやすさから選んだ、
面白い小説を紹介いたします。
安部公房 / 壁 1951年
まずは、安部公房の壁という小説です。
安部公房は日本を代表するシュールレアリストで、
どの小説も独特でアングラ/サブカル好きに自信をもっておすすめできます。
本日はその中でも特に奇妙な壁という小説のあらすじを少し紹介します。
あらすじ
ある日、主人公の男は名前を失います。
名前を失ったがゆえに、
”名前がないから好き放題してるやろ!”と言われ
数々の未解決事件の罪をかぶせられ、
犯罪者あるいは狂人扱いされます。
あまりに不条理です(不条理な設定は安部公房の得意分野です)。
そんな男の物語で、
中々のサイケ感があり本が苦手でも楽しめると思います。
また、安部公房の作品は物語の面白さはもちろん、
人間の内面や哲学的なメッセージを感じるのでそこもGOODです。
▼安部公房の他の作品も読みたい方はこちらから▼
ゴーゴリ / 狂人日記 1935年
お次はロシアの小説家、ゴーゴリの短編小説です。
彼は成人後の貧乏生活を経験しており、
それらの経験が創作活動に影響を及ぼします。
あらすじ
皇帝に仕える男の物語です。
そんな男が令嬢に恋をしてしまいます。
叶わない恋に苦悶しながらも空想をし、それが妄想となり、
幻覚となってしまいます。
そして様々な幻覚を見て、
最終的に自らをスペインの王だと思い込みマドリードへ乗り込みます。
日記形式で物語がすすみ、徐々に狂っていく様子にリアリティがあります。
短編ですのですぐ読めると思うのでおすすめです。
ウラジーミル・ナボコフ / ロリータ 1955年
最後はロシア出身の小説家、ウラジーミルナボコフの小説です。
かなり面白いおじさんです。
この作品には彼のユーモアがたっぷりです。
あらすじ
ハンバート・ハンバートという変わった名前の成人男性が、
幼い少女に恋をする話です。
主人公が恋する少女の愛称がロリータで、
ロリコン(ロリータコンプレックス)という言葉はこの本から来ています。
エロ小説かと思いきや、過激な描写はほぼなく、
ロリータの少女時代から成年女性までの過程が
面白おかしく書かれておりかなり読みやすいです。
私は”何を言うとんねん”と突っ込みながら読み進めました。
人生で一番笑った小説です🐨ずっと面白いです。
少し長いですが、かなり楽しめますので是非お読みください。
まとめ
いかがでしたか?
面白そうな小説が世の中にはたくさんあります。
独特の表現と発想が常人離れしており、非常に憧れますよね。
こういったものにたくさん触れることで個性が磨かれていくのだと感じます。
皆さまの世界が広がることを願っております。
それでは!
コメント